2011年8月アーカイブ

吃音(どもり)

吃音の概要

 

吃音は発話に関係した流れやリズムの混乱として定義することができます。通常は、音節の繰り返し(例えば、バフ-バフ-バルーン)、特定の音の延長(例えば、フフフフフェザー)、そして不定期に空気の流れが中断する(即ち、声帯を通過する空気の流れが止まり、声帯の振動が止まる。そして音が発生しなくなる。)といった特徴があります。 

吃音に先だって、特定の二次的な現象が起きます。声帯、舌、唇、顔の筋肉組織での極端な緊張が「葛藤行動」-しかめっ面、顔面けいれん、頭のけいれんなどを引き起こします。ほとんどの吃音がある人は、特定の言葉や話をする状況に対する恐れが生じて、それを避けようとします。
 

何百年もの間、吃音の原因と処置は、吃音に悩む本人とそれを処置しようと試みる人のどちらにとっても頭を悩ませる問題でした。発話の障害全体の中で、吃音は最も研究されているし、かつ最も不可解なものです。特に最近の50年では、医学雑誌や医療従事者の雑誌は科学的な研究と病歴で溢れています。結果的に吃音に関する身体的な特徴について、非常に大量の事実が集まりました。しかし、吃音に対する原因と処置に関しては、集まった知識から意見の一致に至っていません。 

吃音の原因には、文字通り何百もの説があります。それぞれの説はいくつかの研究に裏付けられ、特定の処置方法を生みだしています。しかし、これらの説は4つのカテゴリーに纏めることができます。

1.       器官説 このグループの説は、どの時代でも最も広く行き亘っています。基本的に吃音はそれを患っている人の何らかの身体的な欠陥によると説いています。関連した発話は、複雑なタイミングと多くの同時の動き(肺、声帯とその周りの筋肉組織、軟口蓋、舌、唇などの動き)の協調が必要なので、これらの機能がどれか1つでも停止すると発話のリズムが乱されます。話し言葉を成り立たせるのに必要な、事実上すべての器官がいつしか欠陥のあるものとなっているのです。その欠陥は「凍った」舌、腫れた扁桃腺、特定の神経の機能障害や脳の病変といったものです。  

  エドガー・ケイシーのリーディングに含まれている情報に照らしてみると、1つの説-シーマン(1934)の説が特に興味深いです。シーマンは自律神経システムの交感神経の部分が、情緒的な緊張や大脳皮質からの抑制がなくなることで、異常に活性化されると考えました。このエネルギーの「過剰供給」が発話の元になっている基本的なプロセスをすべて阻害しているのです。

 

2.       神経症説 フロイトの時代以降、吃音は何か深く根ざした情緒的なまたは心理的な問題の結果であると見なすことが注目されました。この特定の学派によると、吃音の患者は情緒的な発達の口や肛門のレベルで立ち往生している、あるいは深刻な適切でない個人的関係を経験していると考えられました。現在、多くの療法士が依然として吃音の患者を基本的に神経症であると見なしています。

 

3.       学習説 歴史的に多くの人が吃音を悪いくせのひとつと見なして来ました。60年代の調査で、幼稚園の子供のうち約80%が短期の「正常な流暢でない」時期を過ごし、それは吃音と容易に混同されるということが示されました。学習論者によると、この流暢でない状態は、子供の両親、友達、教師などの反応によって吃音に至ることもあり得ます。子供は周りの人の反応によって話すことを恐れるようになり、この恐れが滑らかな発話に必要な複雑な協調のパターンを乱して、吃音を増加させます。

 

4.       聴覚フィードバックの混乱説 私たちはみな自分の発話をモニターするために感覚のフィードバックを頼りにしています。もし口蓋の局部的な知覚麻痺で運動(触覚)フィードバックが奪われると、その人の発話が不明瞭になります。もし聴覚のフィードバックが遅れると(遅れが組み込まれているテープレコーダーを使うことで)、正常な話し手も吃音で生じるのと非常によく似た流暢さの破壊に悩まされます。このことで、発話をモニターするために用いられる聴覚フィードバックシステムの何らかの歪で吃音が生じているという説に至ります。 

 

それぞれの学派は支持する病因に関係した処置の方法を編み出しました。 

器官説の理論家は、潜在する身体の欠陥に対する処置-つまり、舌をなめらかにするためにワインを飲むこと、扁桃腺を切除すること、パターン化した運動によって中枢神経系を訓練することなど-を提案します。 

神経症学派の信奉者は、流暢でない状態を克服するために、精神分析療法、グループセラピー、そして手順に従って感度を下げることを行います。学習説の理論家は、子どもの吃音に対する両親の反応を変えたり、特定の吃音のクセを無くそうと試みます。その他の療法士は、混乱した聴覚フィードバックを「ホワイトノイズ」で覆い隠したり、フィードバックを少し遅くしようとします。(吃音の人はフィードバックが遅れると、流暢さが改善されます。) 

 

エドガー・ケイシーは、自分は吃音だと思っている、あるいは、両親がそうだと思っている10人の個人に対してリーディングを与えました。 

しかし、その内の2人[2705]と[2441]は、彼らの問題は吃音ではないと言われました。それはむしろ適切な言葉を選ぶことや、想いを言葉に置き換えるのが難しかったのです。(これらは、吃音で見られる運動発話の困難ではなく、言語形成の問題です。) 

21歳の[3245]は、彼の口ごもりは-それが実際どんな状態であったとしても-「「理想のうちに身体を信じるなら」対処することが出来るとライフリーディングで言われました。「ただし、自身の理想においてではなく、主の理想において」 (3245-1)

  ※〔〕()内の数字は、リーディングの通し番号 

以上3つのリーディングは回覧ファイル(※症状別にリーディングを分けたファイル)には含まれていませんでした。また、2歳の子供[402]に対するリーディングも除外されました。その子の吃音は主要な病気に対して二次的なものでした。一般的な状態が改善されるにつれて、その子の発話はよくなるだろうという記述以外には、吃音について非常に僅かな情報しかありませんでした。脊椎マッサージをするよう、提案がありました。

残りの6つのケースの中で、3つだけは、吃音が主要な問題でした。[605]、[1788]そして[2015]です。この内、[605]だけに吃音に関するフォローアップリーディングがありました。

 

これらを除く残りの3つのケースでは、吃音は全体的な混乱した身体の機能の中では比較的小さな問題でした。33歳の[99]は、めまい、血液の不均衡、脾臓と肝臓の問題、心臓神経叢の病変、そして消化システムの問題を起こしていました。5歳の子[1490]は、分泌腺(特に甲状腺と副腎)の機能障害による外観を損なう皮膚の状態、体内の塩分の不均衡、第6、第7脊椎の圧迫(亜脱臼)による神経システムの協調不全、並びに尾骨の病変がありました。 

9歳の子[1817]に対しては、吃音は片方の目の失明と腎臓の機能障害による二次的なものでした。これらの3つのケースでは、この状態に対する処置は吃音に対して具体的に提案された処置とは分けて考えなければなりません。 

 

I.    生理学的な考察 

リーディングによると、「話の感覚は生命体の中で最も高度に発達した振動である」ゆえ、他の全ての感覚からの情報に依存しており、従って体の協調能力に大きく依存している。この「協調する能力」は、(無意識のこころや想像力に富んだ体と繋がっている)交感神経システム、脳脊髄神経系、「脳でインパルスを記録する(146-1)」神経系のコネクションを含んでいます。 言い換えれば、なめらかではっきりした発話は、交感神経システムと脳脊髄神経系の両方からのインパルスの協調に依存しているのです。 

具体的に何が吃音の原因かと尋ねたら、ケイシーは次の通り答えました。「身体の聴覚力の接続ならびに発声力の接続は、頸椎3番からのインパルスと、胸椎の3番、4番、5番のインパルスから派生している」 

「それ故、とても忍耐強く、しかしながらきわめて体系的に・・・声帯にエネルギーを過剰に送り込んでいる傾向を緩和する必要がある」(1788-13) 

このリーディングによれば、これら脊椎に存在する圧迫は、神経への圧迫を生じさせ、神経系の協調不全を引き起こすことがあります。そして、その協調不全が(ブルブルとかブンブンいう耳鳴りから難聴に亘る)聴覚機能の混乱と(吃音、無言症、「不明瞭な話」を含む)発声機能の障害に結びついているのです。他のリーディングでは言語障害(その内いくつかは吃音と似ているかも知れませんが、言葉の修正の問題により関わりが大きいと思われます。)の要因として脊椎神経節の混乱を挙げています。 

これら6つのリーディングでは、脊椎の上部と頸椎の部分の圧迫と亜脱臼が吃音の原因として関係しているとはっきりと述べています。

5つのケースで、吃音は具体的に脊椎の上部の問題と関係していました。第3脊椎は常に関係していました。第4と第5脊椎は頻繁に関係していました。第2脊椎の問題は2つのリーディングで言及されています。 

6番目のケース[1490]では、脊椎の上部には具体的な問題は指摘されていません。しかし、一旦脊椎の下部に対する具体的な矯正の提案がされて以降は、脊椎の上部と頸椎のオステオパシーの調整が提案されました。(脊椎の下部の亜脱臼は、吃音ではなく子供の腺分泌の不足と関係していました。)  

3つのケースで、リーディングは要因として第3頸椎を具体的に言及しています。4番目のケースでは頸椎に沿った圧迫が述べられていました。そして、もちろん[1490]は脊椎に沿った頸椎のオステオパシー調整を行うように言われました。

 2つのケースで、明白な吃音がブンブンいう音やブルブルいう音の耳鳴りと一緒にありました。もう1つのケースで、亜脱臼が聴力の特定できない「偏り」を起こしていました。これが吃音の要因として述べられていました。4番目のケースでは、聴覚の問題が指摘されていました。その子供は正常で鋭い聴力を持っていましたが、聴覚刺激に対する把握や反応がゆっくりでした。従って、6つのケースの中で、4つに何かしら聴くことの具体的な問題がありました。

 3つのケースで、脊椎の問題が影響を受けた部分(喉、喉頭、へんとう腺と咽頭へんとう腺)を通る血液の循環を妨げたり、遅れを生じさせていました。そして1つのケースでは血液がこれらの部分に滞っていました。この3つのケースで排泄不良が影響を与える要素でした。

  

従って、要約すると、リーディングの資料は吃音の原因について、主に2つの共通した説に集約されます。発話の問題は、それが脊柱の亜脱臼や圧迫が原因なので、明らかに器官的な要因です。「これらの原因は、正常な流れ、正常なインパルス、気管支・喉・声帯・頭と喉の器官を通した正常な神経活動を妨げている」(605-2) 

別のリーディングで、更に限定的に「声帯へのエネルギーの供給過剰」を含む正常な流れの不足を原因としました。(1788-13)  更に、このリーディングでは聴覚の混乱が要因であるとする説を支持しています。

[1490]では明らかに聴覚フィードバックが遅れていますが、[2015]では、「話声にその兆候が現れている聴力の偏り」がありました。(2015-8) 

別の2つのケースでは「頭の雑音」-ブンブンとかブルブルいう耳鳴りがあって、それが聴覚に影響を与えていたでしょう。学習説に関しては、一組の両親が、「心配のあまり、意見のあまりの違いを矯正しようとしたり、本人がそれを意識しすぎるようにしないことだ」と助言されました。(1788-13)

[605]は「身体がいらだちを覚える傾向を克服することに留意すること。そうすれば、サ行発音不全と言葉の詰まりは解消できるだろう」と言われました。(605-3)このリーディングでははっきりと心配と不満が吃音を悪化させると述べられていました。

 

II.   治療の論拠 

全てのケースで提案された基本的な処置は、脊椎の影響を受けた部分をオステオパシーやカイロプラクティックで矯正することでした。規則正しい一連の矯正が最も頻繁に提案されました。例えば、週に2~3回、数週間。 

[605]は脊椎の亜脱臼を矯正するのが特に難しかったので、より集中的な処置を行うよう提案されました。3人の最も小さな子どもたち(回覧ファイルにリーディングが含まれていない[402]も入れて)には、ピーナツオイルを用いた脊椎のマッサージも出来れば毎日行うよう提案されました。 

背中と首の部分全体に亘るマッサージも[605]に対して提案されました。([1490]に対して提案されたマッサージの種類は、吃音ではなく彼女の皮膚の状態に明確に関係していたことに注意して下さい。) 

沢山のリーディングで、態度という要素は、身体の矯正と同じくらい重要であると考えられています。[605]は次のように言われました。「これらの状況になって、精神的な身体(mental body)において通常の活動を続けるのだという決定、障害を取り除くのだという決定を最初にしなくてはならない。なぜなら、精神的な身体の活動なしには、たとえオステオパシーによって(身体的な)変化があっても、部分的な矯正となってしまうからだ」彼女はまた「注意深く、苦痛なほど注意深く、表現することに心をとめる」ように言われました(605-1)。 

2年後、(不完全な処置をしたために)彼女の吃音が再発した際には、[605]はそのフラストレーションに留意するように提案されました。

[1788]の両親は子どもが治療の有益な結果を期待する態度を育成するように言われました。「(4歳半という幼さにも関わらず)本人に対して、行われている治療の内容と、その理由、そして指示された治療を行うことで期待される効果について、よく説明して知らせておくこと。」(1788-13) 

第3、第4脊椎には消化器官に繋がる神経接続があるので、6つの内3つのケースでは酸性過多や排泄不良という問題がありました。これらのケースの内2つに対して、アルカリ反応食事療法が提案され、一人の子供には更に消化管を浄化するためにグライコサイモリンの使用が提案されました。他の2つのケースでは、一般的な身体を創る食事療法が提案されました。 

その他の処置の提案はこれらの6つのリーディングで見つけることが出来ます。しかし、そのほとんどは、明確に吃音以外の状態に関係したものです。 

例えば、[1490]では、彼女の内分泌腺の分泌不足を克服するために、アトミダインの服用とウェットセル装置の使用が提案されました。[991]は白血球と赤血球の間の不均衡を是正するために処方を与えられました。また強い電気振動治療も提案されました。色々な他の様式の電気治療が提案されましたが、ただ1つだけが吃音の問題に関係しているようです。即ち、[6051]は喉と頭を通る血液の循環を改善するために、神経インパルスを調和させる透熱療法を行うように提案されました。

 

まとめると、脊椎と頸椎の調整が永続するために十分なオステオパシーやカイロプラクティックの矯正を受けることが最初に提案されました。

滑らかな発話にたどりつくためには、態度も非常に重要でした。アルカリ反応の食事療法はしばしば提案されました。リーディングではこの食事療法を優れた健康のためにも最適なものとして一般的に紹介していました。他の治療は他の状態に限定されたものと思われましたし、一般的に吃音に対して提案されませんでした。

 

注意:[605]に対するリーディングは部分的に矯正すること(即ち、脊椎の再調整を確実にするのに十分なだけの矯正を行わないこと)に対して警告しました。恐らく[605]は十分な回数の矯正を行わなかったため、2年後、彼女の吃音の症状はよりひどくなって再発したのです。

 

[注記:上記の解説はLesley Laraby Boykin, DSPA, CCC-SPが書いたもので、Physician's Reference Notebookからの抜粋です。]

 

脚注:上記の情報は、自己診断や自己処置を目的としたものではありません。ケイシーの健康データベースの情報を利用するに当たり、資格をもった健康管理の専門家にご相談ください。

 

翻訳:岡田栄

   一部のリーディングは光田秀

 

ピーナツオイルの入手はこちら 

アトミダイン、ウエットセルの入手は個人輸入となります。 

ケイシー流の食事はこちらをご参照下さい。 

原文はこちら

髪の毛の喪失(薄毛、抜け毛、禿げ)

禿げの要約

 

I. 生理学的な考察 

ケイシーによると、内分泌腺の機能不全と脊椎の圧迫(亜脱臼)は、髪の毛の喪失(禿げ)の、圧倒的かつ最も多くの要因となっています。

それはときに、爪や皮膚の変化(異常な色素沈着や白斑など)を伴うこともあるかもしれません。

内分泌腺の機能不全(通常は甲状腺、場合によっては胸腺や副腎が関係していることもあり)は、食事により発生しているようです。即ち、カルシウムのような必須要素の量が足りない、カリウムのような他の要素が過剰である・・・など。腺の機能不全以外の原因としては、循環不足、ストレス、感染症、毒性のある化学物質(化粧品に含まれるような)、一般的な衰弱などがあります。

最も一般的に関係している内分泌腺は、甲状腺です。甲状腺が適切に機能するために必要な何かの要素が失われた場合、通常は排出されるべき毒素がシステムに蓄積されてしまうようなのです。そうなると、炎症、鬱血、循環障害が起きて、頭皮そして恐らく爪や皮膚に影響を及ぼします。

上で述べたメカニズムと関係なく、甲状腺が頭皮や爪、皮膚への循環をある程度調節することは知っておく価値があります。そのような障害が起きた場合、状態の程度に応じて、爪や皮膚の変化を伴うケース、伴わないケースがありますが、髪の毛を失うという結果になってしまいます。

甲状腺や他の腺が関わることなく、他の原因で循環に障害が起きても、同じ影響が生じるでしょう。しかし、それはかなり希なケースです。例外は脊椎の圧迫(亜脱臼)で、ほとんど腺の障害と同程度の頻度で起こります。しかし、脊椎の圧迫が最初の条件だとしても、腺(特に甲状腺)を通る循環が障害を受けることで、結果的にしばしば腺が関係することになるということを知っておくべきです。こうして、大多数のケースで、腺がこの症状の根本原因または付随的な原因となるのです。

 1,2の例で、付随的な原因として出産前の特質が挙げられていますが、このことや遺伝に関して確かな情報はありません。 

 

II. 治療の論拠

 

提案された処置は、関わった病気の経過を反映しており、以下のように分類できるでしょう。 

1.       腺の機能不全を是正することは、不足しているものに関して、普通食事の提案を含んでいる。アトミダインや時には腺(甲状腺や副腎など)の抽出物質が必要である。 

2.       オステオパシー:頭髪を失うだけでなく、循環系や分泌腺またはその他の臓器の機能不全を引き起こしていると思われる脊椎の圧迫を調整するため、数回にわたる施術を受けること 

3.       その他:髪の毛の喪失に影響している、または、更に悪化させている基本的な病気のプロセスの合併症(例えば、脊椎の圧迫は通常、多岐にわたる影響を生じる)のみならず、潜在する障害(例えば、ストレスや毒となる化学物質を避ける、感染症への処置など)をケアすること

 

オステオパシーによる背骨の調整は、頭皮、爪、皮膚への循環を改善し、有益な変化をもたらします。脊椎の障害によって消化(消化吸収や排泄)がうまくいっていない場合には、消化管で起こっていた毒素の蓄積が排除されたり、更に関係しているエリアの循環も改善されていきます。それほど明確ではないですが、通じ薬や浣腸などによって毒素を排泄することで同じような効果が得られることもあるでしょう。
 

これらのいくつかの例はケイシーが記述した生理学が正しいという前提に基づいています。直感的にそれは私には理にかなっていると思われます。

 

III. 提案された治療方法

 

現在のところお勧めの医学的処置が確立されていないため、禿は普通の医者が処置できる問題ではありません。

 

エドガー・ケイシーのリーディングの研究から、以下のことは普通の患者にとって合理的な対処法だと考えられます。 


1.       腺の欠陥の是正 

・アトミダイン(ヨード濃縮液):いろいろなプログラムが処方されている。摂取量を決めるのに定まった公式は無い。1つの提案は以下の通り。 

7日間1滴を続けて飲み、5日休む 

7日間2滴を続けて飲み、5日休む 

7日間3滴を続けて飲み、5日休む 

(上記の流れを1、2度繰り返してもよい)

  

・ひどく欠乏している場合は、アトミダインと組み合わせて、数週間に亘り週に2~3回、甲状腺抽出物質を少量。

 

・必要に応じて他の腺の抽出物(代替品)例えば、副腎。 

・ミネラルの不足や過剰を是正する。(例えば、カルシウム不足、カリウム過剰)カルシオス(Calcios)は優れたカルシウム源です。(クラッカーの上に1枚乗せて1日置きに摂る)

 

(訳注)

ケイシーは甲状腺を活性化するためにアトミダインというヨードの濃縮液を勧めています。ケイシーが生きていた時代、アメリカ人の食生活には海産物や小魚の内臓など、ヨード分を含む食事を食べる習慣がなかったこともあり、アトミダインが処方されていますが、日本人は昆布やワカメなどを日常的に食べることもあり、ヨード分が極端に不足している、ということはないかもしれません。

頭皮や爪などの状態や食生活からみて、甲状腺の機能不全があると思われる方で、アトミダインの摂取を希望される方は、アメリカから個人輸入で入手可能です(日本では食品として輸入や販売が許可されないため、個人の責任において入手して下さい)。

甲状腺や副腎の抽出物の入手経路は不明です。

 

・特別食

○     (活力源を逃がさないように)パタパーペーパーに包んで調理したジャガイモ(アイリッシュポテト)の皮は、適切な甲状腺機能に不可欠な要素を提供する。週に3回以上食べるとよいだろう。(焦がさない限り、あぶっても焼いてもよい。)

   *訳注:パタパーペーパーは少量の水と一緒に食材を蒸し煮するもの。無水鍋で代用可能

○     よりよい甲状腺の活性のために有効な他のものとして、かんきつ類のジュースがある。オレンジジュースとレモンの組み合わせ、またはグレープフルーツジュースとライムの組み合わせ。アトミダインと組み合わせてこれを飲むことで、甲状腺に作用して頭皮への循環を改善する。海産物を週に3回摂ることが提案された。にんじんはよい。 

○     避けるもの:揚げもの、脂分の多い食べ物、揚げた肉、でんぷん、白砂糖、(たまねぎ、にんにく)

  訳注:原文では避けるものとして、 「たまねぎ、にんにく(onions, garlic)」とありましたが、リーディング3904-1に「Do eat more of sea foods, more carrots, and - while certain times will have to be chosen for such - do eat onions and garlic」とあります。タマネギやニンニクを食べるか食べないか、どのように食べるかは、ご自身で判断してください。

 

2.       オステオパシー

  脊椎を痛めた経緯があるか、他の症状や兆候からこれが妥当と言える場合は、オステオパシーは有効だろう。そういったことが無い場合でも、甲状腺、頭皮、爪、皮膚などへの循環が強められるので、数回の施術は恐らく効果が期待できるだろう。処置の回数や手当を施す範囲は、各自の状況に応じて検討すべきである。 

 

3.       局所的な方法:

 ・頭皮に対して未精製原油(茶さじ1杯)のマッサージを30分から45分続ける。その後、20%の穀物アルコール溶液で洗浄する。続いてワセリンを頭皮に刷り込むマッサージ。(ベタつき過ぎないように) 

○     代用として、純粋なブタのラードを用いた頭皮マッサージがあり、オイルキャップで頭を覆って、一晩放置する。 

○     朝、オリーブオイルシャンプーで洗い流して、続けて少しのアルコール(1オンス(30ml)の水に穀物アルコールを1滴)を加えた白色ワセリンでマッサージをする。週に1回どちらかを行う。

・頭皮、脊椎、肩甲骨、臍帯部への紫光線の照射(20~25回)。全部で5~10分を毎日行う。代用として、紫外線照射を用いてもよい。これは頭皮と脊椎に限定して3日毎に行い、20~25回の施術を3~5分かけて行う。

 

4.       その他:

  便秘薬、洗腸、マッサージなどを用いて適切な排泄を維持すること。ジアテルミー(透熱療法)、バイブレーター、水治療、インピーダンス装置もいくつかの例では提案された。 

 

リーディング636-1で、頭髪の色を回復するための処方が与えられています。投薬量は茶さじ半分で、食後に日に3回、10日続けては5日休むという周期が示されています。(フォーミュラ636

 

ステップ1と3は必須のようです。一方、2と4は処置するケースに応じて、療法士の裁量で用いられるでしょう。

 

・未精製原油やアトミダインなどの入手はトータルハーモニーまで

・紫光線(バイオレットレイ)、シャンプーなどの入手についてのお問い合わせはテンプルビューティフルまで 

・ケイシーの抜け毛予防のリーディングについては、こちらをご参照下さい 

 

[注記:上記の解説はHezakiah U. Chinwah, M.D.が書いたもので、Physician's Reference Notebookからの抜粋です。]

原文記事はこちら 

 

脚注:上記の情報は、自己診断や自己処置を目的としたものではありません。ケイシーの健康データベースの情報を利用するに当たり、資格をもった健康管理の専門家にご相談ください。

 

翻訳:岡田栄

色盲

色覚異常の要約


I. 生理学的な考察

(ケイシーリーディングに残る)色覚異常のケースは、(記録に残る)のただ一つのものです。その症状は生まれつきものなので、明白な原因は、カルマ的なものや遺伝(先天性)だと考えられます。検討に利用できる他のケースはありません。


生理学的な事象として、色彩の無い視覚が生じることは興味深く、恐らく目の他の状態と多くの関連が見いだせることでしょう。視覚は第2~4脊椎にある交感神経節を起源とする迷走神経の神経エネルギーとして始まります。(これらの神経節は、身体の表面的な循環と深層の循環の間の協調において、重要な調整を行っています) 

神経エネルギーはここで生じ、迷走神経を通して第3~5頸部神経節にある類似の調整領域と協調しています。後者は目の色々な機能を調整する視覚中枢です。そして、この一連の現象が起こる中で、視覚中枢に流れて行くべき神経エネルギーが、上部の脊椎に発生している障害のために歪められてしまうのです。その結果、視覚中枢では、本来、目に供給されるべき循環調整のエネルギーが不足してしまいます。

 

つまり、目に新しいエネルギーを補給したり、溜まっている古いエネルギーを取り去ったりするには十分ではない神経インパルスしか、頸椎下部の視覚中枢から届かないのです。こうして、(一般的な筋肉と視覚の活動で)過度の活動が生じると、深層循環の1つである目の重要な循環が、「拒否エネルギー(refused energies)」で溢れるまで満たされるのです。

それがため、必要なエネルギーを供給しようと、表層循環の涙腺、管と内分泌腺を活性にするため、結果、まぶた、眼球のあちこち、「そしてレンズや虹彩に映し出されたまたは視覚中枢そのものに反応した物の特性」に、膨れ、発赤、炎症が現れる」(820-2) のです。


身体の様々な意識の中でこの一連の状況から考えると、脊椎の部分に発生したある種の障害も、色覚異常を起こす可能性となり得るかも知れません。身体の機能に、他の異常があるかもしれませんし、無いかも知れません。

 

II. 治療の論拠

治療に取り組むに当り、身体には正常に機能する能力があることを思い起こすべきです。

そのため、これらの部位に正常な反応をもたらすような治療活動を指示する。つまり、身体の他の部位を活発にさせるために身体に塗り込む成分に体が依存してしまうことがないように、また、組織の活動を正常な状態にもたらすことなく、組織に成分を吸収させたり、化学反応を与えることがないようにする。むしろ、それらの部位(甲状腺と副腎腺?)を身体そのものから活動が生じるように刺激する」(1968-3)

 

この特別の条件での治療の論拠は、以下に述べるようなことでしょう。

1. 脊椎神経節にある異状を是正すること。

2. 頸椎から流れてくるエネルギーがよりスムーズになるよう、その活動を促進させること。

3. 不足した神経力を再構築するための物質を供給すること。もちろん、頸椎の部分にあると思われる圧迫を調整することは必須で、治療のプロセスにおいては、オステオパシー(整骨治療)を受けることがまず最初に考慮されるべきでしょう。


III. 提案された治療方法

治療は先ず、第2~4脊椎部分にある圧迫をオステオパシーで是正することを目指します。これを週に2~3回、3週間にわたって行います。脊椎の部分が完全に調整されるまで-つまり、右こめかみの循環が左こめかみの循環とがバランスされるまで頸椎は処置すべきではありません。脊柱の調整が終わったら、頸椎の調整を行います。


上記のオステオパシーの調整後、頸椎と上部の脊椎に、バイオレットレイ(紫光線照射器)を使用します。 特に第一頸椎(最初の頸椎の部分)に対して行います。3週間続けたらその終了間近に、最後のトリートメントとして、湿電池(ウェットセル)装置を組み合わせます。


1オンスの蒸留水につき1グレインの塩化金溶液(一瓶に3オンスを使用)を用います。陽極の銅電極は第4脊椎の部分に当て、塩化金のエネルギーを伝達するニッケル板は第1頸椎と第2頸椎の間に当てます。そこは「ブレインフォースセンター(脳力の中枢)」であり、延髄に当ります。首のどちらかの側の迷走神経中枢に繋がり、動脈に入り、頭まで伸びるこれらの部分が影響を受けているでしょう。ウェットセル治療は3週間続けます。 

一連のトリートメントが完了したら、約3週間、トリートメントを休むことが推奨されています。その後、全ての治療を繰り返し、症状が改善されるまで、同じことを繰り返し続けます。

 

治療中は、アルカリ性の食事療法の継続を目指します

緑の生野菜、全粒小麦、柑橘類(ただし、穀物と柑橘系のものは決して一緒に食べないこと)、果物、ベリー類、野菜はすべてアルカリ反応食品です。揚げもの禁止、バナナ禁止、そして生のリンゴは禁止(生のリンゴを3日間食べ続け、その後、組織から全ての毒を除去するためオリーブオイルを飲むというリンゴダイエットをしない限り)。

大量のじゃがいもは食べないこと。ただし、じゃがいもの皮はシステムの内分泌腺の活動において影響力を強め、それのエネルギーを運びます。80%のアルカリ性食品、20%の酸性食品の食事療法が提唱されています。


我々は神の存在に向かう潜在力を目覚めさせるよう試みるべきではないだろうか?「結局のところ、全ての癒しは1つの源から来ている。食べ物、運動、投薬、あるいはメスの使用であったとしても、それらが身体の中の力を自覚させてくれる。その力が自身を再生するのを助け、創造、或いは神の力に気づかせてくれる」(2696-1)

 

[注記:上記の概要はWilliam A. McGarey, M.D.が書いたもので、Physician's Reference Notebookからの抜粋です。]

 

脚注:上記の情報は、自己診断や自己処置を目的としたものではありません。ケイシーの健康データベースの情報を利用するに当たり、資格をもった健康管理の専門家にご相談ください。

翻訳:岡田栄

    1968-3のリーディング部分のみ光田秀

 

原文はこちら

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