エドガーケイシー

症状別・エドガー・ケイシー療法辞典

高血圧

【高血圧とは?】 

高血圧とは全体的に血圧が上昇することです。

血圧は循環器系を通って血液を押し出す際に、心臓が作り出す力のことを言います。血圧は2つの数値で計測します。初めの数値は最高値で、心臓が収縮するときの"収縮時"圧力。2番目の数値は最低値で、心臓が弛緩している間の"拡張時"圧力です。正常な血圧値の一例は、120/80です。 


高血圧は約3700万人のアメリカ人が罹患しており、合衆国での罹患率は過去15年に亘って劇的に増加しました。血圧が高いということは、心臓が正常な状態より激しく働いて、心臓にも動脈にも通常より大きな負担が掛かっていることを意味しています。これはいずれ、心臓発作、心臓麻痺、腎臓疾患、目の損傷やアテローム性動脈硬化に発展するかも知れません。 

医学的な見地では、高血圧は原因不明で治療できない病気と見なされています。約10%の場合には、高血圧は腎臓病や副腎腫瘍(二次的な高血圧)のような特定の病気と関連しています。そのような場合には、合併症の治療で高血圧が収まることもあります。 

 上記以外の場合は、"本質的な"高血圧と呼ばれています。本質的な高血圧に対する普通の医療処置は、薬や生活習慣を変えることで病気を管理することを目指しています。 

 

【高血圧に対するエドガーケイシーの見方】 

高血圧に関しては幅広い多様性があるものの、エドガー・ケイシーのリーディングでは、この病気は、多くの場合、心臓に戻ってくる血流が妨げられて循環が不十分になるいくつかのパターンに起因しているとの見解を一貫して示しています。言いかえれば、動脈が血液を心臓から体の色々な臓器に運び、組織に栄養を与える為に血液を毛細血管に送り込む際に、毛細血管や静脈でうっ血や多血の状態となっているために、心臓に戻る際の血液の流れが遅くなるのです。

 動脈と静脈の間で妨げられた循環について記述したケイシーのリーディングを、以下にいくつか抜粋します。

「血圧が高い限りは、また血液の循環が動脈から静脈に移行する際に流れが妨げられて、時として細胞が溢れる(それが実際に圧力を発生させたり、圧力が生じる条件だったりする)傾向にある限り、負荷が掛かった状態で血栓ができたり、細胞が破壊されたり、気泡を生じる可能性がある。おわかりか?」(389-2)

 

「血液の供給側は圧力が高い。これは横行結腸や下降結腸に存在する圧力、もしくは身体の機能にとっては多すぎる腹部の皮下脂肪がもとになって生じている。 

(Q) 目まいや頭痛は、何か深刻な状態が引き金になって起こっているのでしょうか?

(A) 中央の循環系の活動-心臓、肺、肝臓、腎臓などに(血液が)戻って来る際の流れが非常に遅いことで起こる。このゆっくりとした循環によって、極端に高い血圧が生じる。」(3525-1)

 

このゆっくりとした体液循環のパターンは、体内毒素や不十分な排泄が要因となって大腸(結腸)で認められることがほとんどであり、その結果、更に血圧の上昇を招きます。 

「(Q) どうすれば、高い血圧を下げられますか?

(A) 深いボディーワーク(訳注:マッサージや整骨などの手技を使った働きかけだと思われる)や腸内洗浄で降下は可能であろう。再び上昇するかも知れないが、このような方法――つまり、どのような種類であっても肉食を避けることで――血圧を低く維持することが可能である。」(3305-1) 

「第9脊椎に歪みが生じているばかりか、第6脊椎と第5脊椎に亜脱臼がある。これらの異常は、最初肝臓を通過する際の循環を妨げたり、適度に胃を空にすることを妨げる傾向を引き起こす。さらに腹部の循環系におけるリンパ液の流れの遅滞は、上昇結腸や横行結腸の一部でうっ血を引き起こす。もちろん、上昇結腸や横行結腸の一部で脱腸が起きる。

これが組み合わさることで、高血圧や体内代謝の妨げの要因となる」(2388-1) 

 

 結腸の問題に加え、背骨の歪み、神経組織の調整などを参照のこと。以下に示すお勧めのトリートメントは、これらの領域をともに扱っています。
 

【エドガー・ケイシーリーディングにみる高血圧の対処法】
高血圧に付随した全身の影響を考えて、基本的な処置方法は広範囲で、症状のいろいろな側面を取り扱っています。
 

1.体内の浄化:

水治療法として、毎日コップに6~8杯の純水を飲むこと、高圧腸内洗浄(こちらが望ましい)または家庭での洗腸、新鮮な果物や野菜を摂る浄化食事療法が含まれる。腹部を覆うヒマシ油湿布も肝臓や結腸を通じた排泄を改善するために推奨する。便秘に悩んでいる場合は、穏やかな下剤が有効であろう。

 

2.脊髄の調整とマッサージ:

循環を妨げる圧力を取り除くために、オステオパシーまたはカイロプラクティック治療を推奨する。胸部の脊椎(第2から第9胸部脊椎)に特別な注意を払うべきである。なぜなら脊椎のこの部分は、高血圧に関するケイシーのリーディングで頻繁に取り上げられているからである。もし、オステオパシーやカイロプラクティック治療が利用できない場合は、脊椎に沿った電気振動を用いるのが有効であろう。最後に、体の緊張をほぐし、循環を均衡させるために穏やかなマッサージを提案する。

 

3.食事療法:

同化(消化、吸収)と排泄を改善するために、ケイシーの基本的な食事療法を勧める。この食事療法は酸性とアルカリ性の均衡を適切に維持するとともに、体内毒素を発生させたり(消化活動によって)エネルギーを消耗する食べ物を避けることに重点が置かれている。この食事療法は果物と野菜を主に摂る一方、揚げ物や精製された炭水化物-訳注:白米、精製小麦から作られた白いパンやうどん、パスタなど-(所謂、ジャンクフード)を避けることが基本となる。特定の食べ物の組み合わせも重視する。

 

※訳注:食べ合わせの注意

炭水化物 × 動物性タンパク質

柑橘系の果物 × 炭水化物

柑橘系の果物 × 乳製品  など

詳しくは、フィット・フォー・ライフなどの食事の本を参照のこと

 

4.インピーダンス装置(放射活性装置):

インピーダンス装置は、循環の均衡をはかり、身体の緊張を取るためにエドガーケイシーが頻繁に勧めている微細エネルギーを生じる器具である。ほとんどの人は使用中には何も感じないが、使用を繰り返すうちに睡眠が改善したり、健康になった感じがしてくる。エドガー・ケイシーは、この器具を使用している時には積極的な態度を持ち続けることが重要だと強調している。また、使用中に瞑想することが奨励されている。

 

5.適度な運動:

適度の運動はバランスのとれた生活には重要な要素である。ウオーキングは高血圧になっている人にエドガー・ケイシーが勧めた人気のエクスサイズの1つである。毎日、夕食後の散歩は、手始めとして最適である。

 

6.態度や感情:

ヒーリングにおける精神的、感情的な側面はケイシーリーディングでたびたび取り上げられている。「自分は治る」と強く願うという姿勢は特に重要である。精神面・感情面での積極的な姿勢は、治るという難しい目標(理想)に集中することで培われ、維持することができる。

 

原文はこちら (C)Association for Research and Enlightenment

脚注:上記の情報は、自己診断や自己処置を意図したものではありません。ケイシーの健康データベースの情報を利用するに当たり、資格をもった健康管理の専門家にご相談ください。

翻訳:岡田栄

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